はじまり。

さかのぼること2017年4月。

いわきからいすみに引っ越してきて、半年。

なんとなくの好奇心で、綿花を育ててみることにしたのだった。

 

上はKさんから譲っていただいた、メイドイン・いすみの無農薬有機栽培の綿花の種。
下は奈良県産の和綿の種。

 

 

ぜんぶで613粒あった。

 

 

いすみ産の綿、できたらきっと楽しい。いろいろ可能性が見える。
なんて思っていた。
自分で育てた綿で白い布を織りたい。
その布で白いシャツを仕立てられたらこれ幸い。
なんて思っていた。

 

地元いわきで、震災避難者の支援の仕事をしていた時、被災者の方のための農園の運営に携わっていた。
その頃、いわきでは、原発事故による放射能汚染によって口に入る農作物がすっかり売れなくなった。
その打開策のひとつとして「いわきオーガニックコットンプロジェクト」が発足し、市内各所の休耕田などで綿花の栽培が始まった。
その流れで、私の携わっていた農園の一角でも綿花の栽培をすることになった。
それで、育て方はなんとなく覚えていた。

下の写真は、 2012年のいわきの、海にほど近い畑。
前年の3月には、この場所のすぐ近くまで津波が押し寄せた。

むせかえるように暑く、日照りの続く日、畑のそばの用水路にバケツを投げ入れて水をくみ上げ、見慣れない植物の葉っぱに埋もれながら汗びっしょりで水やりをしていた記憶がある。

 

 

花が結実して、実になる。 綿の実というものを初めて見た。

 

 

下向いてるから和綿だ。洋綿は上を向く。

 

 

ふわふわの綿をポンポンと自動的に生産する、摩訶不思議な植物、それが綿花。

 

 

仮設住宅の皆さんと、藍染めワークショップも開催した。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑私が染めたストール。

 

 

いすみに話を戻す。 とりあえず、市民農園を借りた。

市民農園のすぐ近くの海岸。 震災前の、好きだったいわきの新舞子海岸によく似ている。

 

 

うね立てて、種まいて、水まいて。

 

 

早速スズメが種を狙いに来ていた。 ここだけじゃ足りないので他の畑も借りることに。

のちに、畝はそんなに立てないほうがいいことを学んだ。

 

 

畑2号。
縁あって、いすみ市内の松丸地区の畑をお借りできることになった。
広い。
とても美しく、素敵な場所。

 

 

近くに、モズの巣があった。もう巣立ったみたい。

 

 

この日は、お借りすることになった松丸の畑の隣の古民家の竹林整備をお手伝い。

 

 

玄米食中心のお昼ごはん。お外でみんなで食べておいしかった。

 

 

はじめまして。
綿花1号こと、ayaと申します。